story of Canada-Tohoku-Japan Cloth Letters

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「がんばれ東北!カナダと日本 キッズメッセージキルト」とは?

「がんばれ東北!カナダと日本、キッズ・メッセージ・キルト・プロジェクト」は、昨年3月11日の東日本大震災のすぐ後に始まりました。カナダ、バンクーバー在住の映画監督、日系三世のリンダ・オオハマさんの呼びかけで、わずか2カ月間にカナダ各地から激励、希望、友情、連帯などが書かれた約800枚の布のメッセージが寄せられました。そして、バンクーバー市民のボランティアが、これらのメッセージの布を大きな3枚のキルトに仕上げました。
 このキルトは被災地の宮城、岩手、福島各県の小学校や中学校、避難会場や仮設住宅などを巡回しました。このキルトを見た東北各地の子どもたちがこれらのメッセージに対してお礼の返事を書きました。文字と絵による約800枚のメッセージはリンダさんのおばあさんの故郷の広島県尾道市に送られてきました。そのメッセージは尾道市民のボランティアの手によって7枚の大きなキルトに生まれ変わりました。
 このカナダと日本両国の子どもたちの友情と支援のメッセージ交流は是非とも日本全国の子どもたちにも共有してもらいたいとの趣旨で巡回展示が企画され、昨年10月の東京のカナダ大使館をスタートに全国巡回展が始まりました。
 各地の会場では子どもたちからの支援メッセージが増え続けています。このメッセージキルトは今ではカナダ側4枚と日本側14枚合計18枚にふくれあがりました。
 この日本巡回展は今年12月末で終了しますが、その後はカナダやアメリカ各地でも展示会が予定されています。このキルト展が日本各地で子どもたちの共感を呼びさらに国を超えた友情と支援の輪が拡がり、被災地、東北地方の明るい未来を展望した復興につながるように念願しています。

The "Kids to Kids Cloth Letter Project" started at the initiative of Linda Ohama, a Vancouver-based film director, in response to the catastrophic events of March 11 in Tohoku. Young people between the ages of 3 and 17 from across Canada wrote and painted messages on 25 x 25 cm cloth squares to let disaster-affected young people in Japan know that they cared about them. Over a two-month period, young Canadians wrote 800 cloth letters expressing hope, friendship, and solidarity.
A volunteer team in Vancouver sewed the cloth letters into three giant quilts. The quilts were then flown to Tohoku so that young people there could see their messages from young Canadians.
The second part of the project began at Yuriage Junior High School in Natori, Miyagi Prefecture, on July 1, 2011 – Canada's 144th birthday. Young people there responded to the Canadian quilts by writing their own cloth letters back to Canada. They wrote and painted on cloth squares cut by citizens of Onomichi, Hiroshima Prefecture – the home town of Linda Ohama's grandmother. Onomichi sent cloth squares to over seven other towns in Tohoku as well. After Natori, the Canadian quilts traveled to those other towns, where Japanese young people saw them and wrote responses. 800 patches were created in Tohoku and sent back to Onomichi, where they were sewn into quilts.

2011.3.11の東日本大震災直後、リンダ・オオハマはカナダ国内で募金とチャリティコンサートを開催。
そして東北の子どもたちへ応援メッセージを送ろうと全国的な運動が展開されました。

slide0016_image008.pngがんばれ日本のポスター
slide0017_image009.png鶴を折るカナダの子どもたち
slide0020_image012.pngがんばれ日本ブレスレット
Linda記録8ページ10001.jpgチャリティーコンサート
Linda記録8ページ10002.jpgチャリティコンサートの様子
Linda記録8ページ10003.jpgチャリティコンサートの様子
Linda記録8ページ10004.jpgチャリティコンサートの様子
Linda記録8ページ10005.jpgチャリティコンサートの様子
Linda記録8ページ10006.jpg3万羽の折り鶴のシャワー

カナダの子どもたちは、応援メッセージを布に描きそれを縫い合わせ大きなキルトに仕立てました。

slide0030_image022.png縫い合わされた布
slide0032_image024.pngみんなを見守ってるよの「目」
slide0034_image033.pngボランティアの手により完成
dickens k-3 class.JPGdickens k-3 class
steveston sakura.jpgsteveston sakura
girl with pink.JPGgirl with pink

2011年6月30日、7月1日〜5日まで、名取市閖上中学校にて、キルトメッセージの展示を行い、今度は日本の子どもたちがメッセージを描きました。7月1日には、カナダ大使館マグダネル氏、名取市長が参加しての式典が行われました。

Linda記録8ページ0018.jpgLindaがメッセージを説明
Linda記録8ページ0019.jpg生徒会代表のみなさん
Linda記録8ページ0020.jpgお礼のメッセージを記念撮影
Linda記録8ページ0021.jpg校長先生挨拶
Linda記録8ページ0022.jpgカナダ大使からのメッセージ
Linda記録8ページ0023.jpg生徒のみなさん

2011年7月7日、仙台市折立小学校(場所:折立中学校)

Linda記録8ページ0024.jpgLindaがメッセージの説明
Linda記録8ページ0028.jpg熱心に見入る子どもたち
Linda記録8ページ0029.jpg代表の児童によるお礼の挨拶

2011年7月8日〜9日、七ヶ浜町生涯学習センター

Linda記録8ページ0030.jpg公民館の中での展示
Linda記録8ページ0033.jpgタイからのボランティアも
Linda記録8ページ0035.jpgボランティアセンター

2011年7月11日、石巻市大須中学校。全校生徒21名の小さな中学校は60年の歴史を持つ、自然豊かな木造校舎で、3月11日の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた雄勝町の高台に位置します。震災当時は授業中だったため生徒は全員無事でしたが、家族を失ったり、家をなくしたりした生徒も、また、教員の中には小学生の娘を失ったという方もいらっしゃいました。そんな中、岩佐校長先生をはじめ総力を結集してこのプロジェクトに協力していただきました。

6-2.jpg生徒にメッセージの説明
6-3.jpgメッセージに見入る生徒たち
slide0053_image052.pngみんなで記念撮影

2011年7月12日〜13日、女川町 女川第2小学校、第4小学校

slide0061_image059.png5、6年生に説明
7-2.jpg女川第2小学校にて
7-3.jpgカナダからのバンドを手渡す
7-4.jpgメッセージを見る子どもたち
7-5.jpg玄関にて
7-6.jpgお世話になった方々
Linda記録8ページ10082.jpgLindaは持参テントで宿泊
Linda記録8ページ10083.jpg仮設テント住宅
Linda記録8ページ10084.jpg女川町カナダネルソン市の交流
slide0059_image057.png尾道から送られた布
slide0060_image058.pngカナダから送られた絵の具一式
Linda記録8ページ10087.jpg最後の訪問地 西行戻しの松

資料:郡司さんありがとうございました。